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生活リフォーム相談室

建築部位別のリフォームと費用

モルタル塗り壁

リフォーム工事としては、下地処理をした上で塗装する(塗り替え)、既存のモルタルを撤去した上で新たにモルタルを塗る(全面モルタル塗り替え)、既存の外壁材を残したまま新しい外壁材を重ね張りする(重ね張り)があります。

■モルタル壁の塗装塗り替え
リフォーム工事の中で費用的に手軽に行える工事です。まず既存の外壁面を高圧洗浄して、ひび割れ箇所に適切な補修を行います。0.2mm以下のひび割れには、シール工法を行い、1.0mm程度までの拡大していないひび割れには樹脂注入工法、拡大しているひび割れ、及び1.0mmを超えるひび割れにはUカットシール材充填工法を行うのが一般的です。
モルタル欠損部分に対しては、樹脂モルタル充填工事を行い、その後、塗装工事を行います。全面塗装塗り替えは7〜8年ごとを目安としています。

シール工法・・・・・・・・・ ひび割れに防水剤を擦り込む工法。
Uカットシール工法・・・ ひび割れに沿ってU型にモルタルを除去し、防水剤を充填した後、
乾燥収縮しにくいポリマーセメントモルタルで仕上げる工法。
【下地処理】
旧塗膜の除去 サンダー・皮すき、ケレン棒で除去 1,480円/m²
モルタルクラック処理 樹脂モルタルの充填・数箇所/m² 670円/m²
モルタル浮き部樹脂注入 エポキシ樹脂注入 9穴/m² 3,800円/m²
高圧ポンプ水洗い 汚れ付着物除去 440円/m²
【吹付塗装】
厚付け仕上塗装(スタッコ) 1,990〜2,490円/m²
複層仕上塗装(エポキシタイルなど) 1,710〜3,340円/m²
 
(積算資料ポケット版リフォーム編2006より)

■全面モルタル塗り替え
外壁仕上材の全面にひび割れが発生している、下地に不良箇所がある場合等に、下地から取り除き新たにモルタル塗り仕上げを行う工事です。
費用的には大掛かりになりますが、柱や梁等の構造部分の補強、断熱性能の向上を行うことが可能になります。

【左官面の改修】
モルタル壁の解体 部分的なはつり落とし(手間のみ、廃材処分除く) 2,320円/m²
全面的なはつり落とし(手間のみ、廃材処分除く) 1,810円/m²

はつり・・・ノミやタガネを用いて石やコンクリートを削ること。

【モルタル・左官仕上】
モルタル塗り金ごて押さえ 各種ラス(金網)下地 3,240〜4,410円/m²
モルタル塗り刷毛引き 各種ラス(金網)下地 3,170〜4,180円/m²
 
(積算資料ポケット版リフォーム編2006より)

■モルタル壁に重ね張り
外壁材そのものを替えたい場合に、既存の外壁材を残したまま新しい外壁材を重ね張りする工法で、カバー工法とも言います。
具体的には、既存壁の表面に胴縁という下地材の桟木を既存柱に留め付けた後に、外壁材のサイディング等を胴縁に留める工法です。前記のモルタル塗り替えに比べ、費用は安価で工期も短く外観上も刷新されるので、リフォームとしての利点は多いです。
ただし、既存壁にひび割れや、構造上の不具合があれば、重ね張り工法によって不具合箇所を覆い隠し、後に漏水、外壁脱落の可能性があるため、施工前に詳細な調査と適切な補修が必要となります。

モルタル壁に重ね張り 11,000〜18,000円/m²
(クボタ松下電工外装株式会社調べ)

注意!

重ね張り工法はリフォーム後の見映えも良く、メーカーによると断熱性能、遮音性能の向上があるとの事で普及が著しいですが、 既存壁にひび割れや漏水がある場合は、施工前に不具合をしっかり手直ししておく必要があります。また、現状より壁荷重が増える ので、構造上の検討も忘れずに行う必要があります。

窯業(ようぎょう)系、金属系サイディング

リフォーム工事としては、下地処理をした上で塗装する(塗装塗り替え)、既存のサイディングを撤去した上で新たにサイディングを貼る(全面サイディング張り替え)、既存の外壁材を残したまま新しい外壁材を重ね張りする(重ね張り)があります。

■サイディング塗装塗り替え
モルタル下地吹き付け壁への塗装と同様に、リフォーム工事の中で費用的に手軽に行える工事です。まず既存の外壁面を高圧洗浄して、ひび割れ箇所に適切な補修を行います。0.2mm以下のひび割れには、シール工法を行い、その後塗装工事を行います。
ひび割れの程度が大きい場合、全体的に及ぶ場合には、サイディングの張替も考えられます。

注意!

サイディング塗装塗り替えは7〜8年ごとを目安としますが、サイディングボードとボードのつなぎ目のシーリング材はサイディングより早く劣化し、シール部分から漏水する場合が考えられるので、3〜4年ごとに補修が必要となります。
【下地調整】
下地調整・錆び落とし 1種・サンダーなどの動力工具使用 2,500円/m²
穴埋め・パテ飼い 全面パテ処理 1,750円/m²
プライマー・錆び止め塗り 金属系壁 500円/m²
シーラー塗り 無機質系壁 400〜600円/m²
【塗替え塗装】
価格の条件
  • 旧塗膜の浮きやはがれ、発錆等の条件によって、剥離の程度が異なり費用も大きく違うので注意。
    また、旧塗膜によっては、完全な除去が難しい場合もあるので、パテシーラー、さらにセメントフィラー等で下地を押さえることも必要。
  • 価格には、仮設、養生を一切含まない。
油性トタンペイント 金属系壁 1,130円/m²
ポリウレタン樹脂エナメル 金属系壁 1,650円/m²
マスチック塗材AEローラー工法 無機質系壁 1,650円/m²
 
 
(積算資料ポケット版リフォーム編2006より)
パテ・・・・・・・・・・・・・ ひび割れや隙間に塗る下地処理剤で、ペースト状態が乾燥後に硬化し、隙を塞ぐ。
シーラー・・・・・・・・・ 塗装の下地に下塗りとして使用する。塗料が下地にしみこむのを止め、下地との密着性を高める効果がある。
セメントフィラー・・・ 仕上げ剤を施工する際の下地処理剤で、塗料が下地にしみこむのを止め、下地との密着性を高める効果や、付着強さからひび割れや衝撃に対する効果がある。

■全面サイディング張替え
外壁全体にひび割れや、はがれ、浮き等の欠陥が見られる場合には、サイディングの張替えが考えられます。
外壁を撤去し、胴縁を露出させて状況を確認し、あばれ等の不具合がある場合は胴縁、防水紙を撤去の上、下地、間柱の確認を 行い、腐朽箇所があれば撤去交換します。その後、胴縁を設置しサイディングを張り、開口部、目地部分にシーリング処理を行います。

【窯業系サイディング】
価格の条件
  • 撤去は既存のサイディングボードおよび石膏ボードのみとし、胴縁等の下地は生かすものとする。
  • 張替はメーカー標準品の副資材(アスファルトフェルト、ジョイナーなど)は含みますが、特別仕様品は別途とする。
  • 無塗装のサイディングはシーラー塗装処理のみ。
解体撤去費 部分撤去(手間のみ、廃材処分は除く) 1,200〜1,350円/m²
全面撤去(手間のみ、廃材処分は除く) 1,000〜1,080円/m²
サイディング張替 部分張替(材工共) 4,140〜5,490円/m²
全面張替(材工共) 3,960〜4,860/m²
 
 
 
(積算資料ポケット版リフォーム編2006より)
【金属系サイディング】
価格の条件
  • 撤去はカラー鉄板、亜鉛鉄板波板程度とする。
  • 下地は木造軸組みを原則とする。
  • アスファルトフェルト、金属ジョイナーなど標準的な副資材は含む。
解体撤去費 部分撤去(手間のみ、廃材処分は除く) 1,000円/m²
全面撤去(手間のみ、廃材処分は除く) 800円/m²
サイディング張替 角波サイディング(材工共) 2,880〜4,680円/m²
下見張り風・カラー鋼板(材工共) 6,120/m²
耐食アルミ板 9,410/m²
 
 
 
 
(積算資料ポケット版リフォーム編2006より)

■サイディング壁に重ね張り
外壁材そのものを替えたい場合に、既存の外壁材を残したまま新しい外壁材を重ね張りする工法でカバー工法とも言います。
具体的には、既存壁の表面に胴縁という下地材の桟木を既存柱に留め付けた後に、外壁材のサイディング等を胴縁に留める工法です。前記の全面サイディング張り替えに比べ、費用は安価で工期も短く、外観上も刷新されるのでリフォームとしての利点 は多いです。
ただし、既存壁にひび割れや、構造上の不具合があれば、重ね張り工法によって不具合箇所を覆い隠し、後に漏水や外壁脱落の可能性があるため、施工前に詳細な調査と適切な補修が必要です。

サイディング壁に重ね張り 11,000〜18,000円/m²
(クボタ松下電工外装株式会社調べ)

注意!

サイディングの重ね張り工法もリフォーム後の見映えも良く、メーカーによると断熱性能、遮音性能の向上があるとの事で普及が 著しいですが、既存壁にひび割れや漏水がある場合は、施工前に不具合をしっかり手直ししておく必要があります。また、現状より 壁荷重が増えるので、構造上の検討も忘れずに行う必要があります。